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    2011-2012 セリエA第24節インテルミラノvsボローニャ ~夜のサン・シーロで叫ばれたのは「モウリーニョ」だった~

    インテルが非常にまずい状況に陥っていることは間違いない。
    2011-2012 セリエA第23節 インテルミラノvsノヴァーラ ~積み上げたものを崩されたラニエリの苦難~」でも既に述べたように、チアゴ・モッタの抜けた穴をいかに埋めるのか。
    この点においてはビルドアップ面においての影響が大きく、さらにはウェズレイ・スナイデルを使いながらバランスを保つ戦術や布陣をいまだに見つけることができていない。
    ここ最近はスナイデルの使い方が見えてきたような気がするが、フィニッシュワークをこなす選手や、守備でのバランスといった課題が合わさると、問題解決はまだと言ってもいいだろう。
    今回はそんな中での、ボローニャ戦を振り返りつつ、ここ最近復調を見せているボローニャの戦術などにも触れていきたい。
    そして、最後はもちろんインテルの次の試合、UEFAチャンピオンズリーグのマルセイユ戦を占うことにしよう。

    まずはこの試合のスタメンから。
    2011-2012 セリエA第24節インテルミラノvsボローニャ スタメン・ベンチ

    次にフォーメーションを御覧頂こう。
    2011-2012 セリエA第24節インテルミラノvsボローニャ スタメンフォーメーション
    インテルミラノ:4-2-3-1
    ボローニャ:3-4-2-1


    ●最後の一手の感が否めない4-2-3-1
    チアゴ・モッタがいない今、スナイデルを優先的に使う選択肢しか残されていないラニエリは、その置き場をセンターであると判断したように考えられる。
    即ち、4-4-2ではだめで、4-3-1-2、4-3-2-1、4-2-3-1しか残されていないのである。
    その3つのフォーメーションで揺れ動く理由はいろいろあるので、インテルでそれぞれのフォーメーションを使う際のメリット、デメリットを考えていこう。

    ・4-3-1-2
    インテルの多くの選手が慣れ親しんだように感じられるフォーメーションの1つであるが、ここで難となるのはマイコンの存在である。
    インテルである以上、マイコンを使わない手はないが、マイコンを使うことによって、中盤の選手の守備での負担が増える。
    圧倒的に戻りが遅いので、カヴァーをしつづけようとなると、中盤の選手は守備に専念しなくてはいけなくなり、厚いはずの中盤の攻撃に迫力がなくなる。

    ・4-3-2-1
    これが最もバランスが良いように思われるが、こちらも4-3-1-2と同様に右サイドバックのマイコンのケアが重要になるが、それをすると決定的にフィニッシャー不足に陥る。

    ・4-2-3-1
    このフォーメーションが今のインテルには最も合っているのかもしれないが、左サイドハーフに入るのがアルバレスかフォルランと、どちらも足元でボールを貰いたがるタイプであることが難。
    そして、フォルランであればフィニッシュにも期待があるが、コンディションは良くない。

    この数少ない選択肢の中で悪戦苦闘を続けるラニエリの1つの答えが4-2-3-1であったのがこの試合の時点である。

    ●バランスを取るために「守備的」にならざるを得ないバランサー
    インテルというチームはある特定の個の力でゲームを決めてしまえる選手を使わないと許されない。
    その選手のコンディションが悪くてもだ。
    それがウェズレイ・スナイデルとマイコンであることはおわかりいただけるだろう。
    その2選手が気持ちよく、つまり自由にプレーするためにバランサーを起用しているのがラニエリ監督だが、そのバランサーたちはどうしてもバランスを考えて守備的にならざるを得ない。
    それがインテルの攻守分業である。
    だからこそ、相手チームの選手たちは守り易い。
    ポジションチェンジや後ろからの飛び出しがないために余裕を持ってバックラインを下げる。
    そしてさらに困ったことはインテルのバックラインは現在のコンディションでは裏の飛び出しにすこぶる弱い。
    (ルシオが試合中何度か足を引きずりながらプレーしていたことにお気づきの方もいたのではないだろうか。)
    そうした影響で、インテルのバックラインは高く押し上げることもできず、守備の局面では端的にバックラインを下げる。
    こうして前後分断が起こり攻守分業は明らかな形で完成する。
    こうした状況下で攻守両面に貢献できているのはファラオーネと長友の2選手だけであった。

    ●決めきれない個の力、守り切れない個の力
    そんな中でもインテルのは惜しいチャンスが何度かあった。
    1回目が前半18分、スナイデルの右のコーナーキックからマイコンがフリーでヘッド。
    これはジレの真正面で好セーブにあう。
    2回目は前半30分、同じく右のコーナーキックの流れからスナイデルのクロスにまたもやマイコンが合わせるも今度は枠の右。
    そして、引き続き、裏に抜けたフォルランがジレとの1対1を防がれ、先制できなかった。
    そんなインテルに救いはなかった。
    前半37分、左サイドのモルレオのスローインからガストン・ラミレス→ガリクス→ディエゴ・ペレスと繋がれ、最後は右でドフリーのディ・バイオへ。
    この局面の切り返しでアフターでの対応に入った長友をいとも簡単にかわし、ゴール左隅へ。
    そして、直後の前半38分、自陣右サイドのガストン・ラミレスから中のモルレオにフリーで渡り、モルレオは前線のディ・バイオへフィード。
    このボールの対応でラノッキアがミス、ボールをディ・バイオに奪われすぐさま追加点を許した。

    ●混乱の中での4-3-2-1
    一気に2失点したインテルは、ラニエリ監督は4-3-2-1に布陣を変更する。
    中盤は右からファラオーネ、カンビアッソ、サネッティで、2列目にフォルランとスナイデル。
    結論から言うと、こうしたところで混乱は収まることはなく、むしろさらに攻守分断が進んだと言っても良い。
    それくらいインテルの選手たちは混乱していた。
    きっと、「こんなはずじゃないのに・・・・・」と。

    ●後がなくなり、前に出るしかなくなったインテル
    後がなくなり、攻めるために前に出るしかなくなったインテル。
    スナイデルがサイドに流れたりしながら、中盤の選手やサイドバックの攻め上がりが出てきたため、人数は十分になった。
    これによって流れが良くなる。
    しかしこれはもちろんカウンターの危険性が増すことになり、どんどんとカウンターを受けるようになってしまった。
    これを何とかしのぎながらの時間帯になっていた後半14分、インテルにも大チャンス。
    左サイドから長友がドリブルでカットイン。
    中のフォルランに合わせるも、フォルランはドフリーで決めきれず、反撃を得点に結びつけることができなかった。
    これによってラニエリはフォルランに見切りをつけ、ポーリと交代。
    立て続けにファラオーニをルカ・カスタイニョスと交代し、4-3-2-1を保ち、攻勢に出続けたが結局1点は遠かった。
    逆に後半30分、ボローニャの交代で入ったアクアフレスカに右サイドからスルスルとドリブルで突破され、駄目押しの3点目を献上した。


    というわけで、この試合でも、ミリートを風邪で欠いたとはいえ、ラニエリの求める「バランス」を見つけることはできず、おしいところまでいきながら浮上することはできなかった。
    この最悪の流れで、監督から選手まで曲者揃いのフランスの強豪、オリンピック・マルセイユと戦うことになる。
    おそらくマルセイユとは打ちあいを演じることになるのかもしれない。
    アウェーであるから、大差で負けなければ大量得点を奪えればいいという余裕を持って、攻めることとなるだろう。
    そこで勝利を勝ち取ることができれば、浮上の波がやってくるかもしれない。
    まずは「自信を取り戻す」ことが必要となる。
    しかし、今後のカンピオナートではそれだけでは済まない。


    ●「ジョゼ・モウリーニョ」を懇願するインテリスタの悲痛な叫び
    いつもこのチームはそうなのではあるが、今シーズン2度目の泥沼状態にインテリスタは耐えきることはできない。
    そして、今回は明確に「ジョゼ・モウリーニョ」の名前がジュゼッペ・メッツァにこだました。
    それは「勝利の味をしめてしまった」インテリスタの飽くなき勝利への欲求が悲痛な叫びとなったものであることには違いない。
    もう爆発寸前のボルテージは大ブーイングとその叫びに表れている。
    自信を喪失した選手たちを見るのもこれで今シーズン2回目。
    この状況を乗り切るために必要なのは、インテルフロント内部の確固たる忍耐力とインテリスタの忍耐力にかかっている。
    このままではラニエリが危ないことはわかっているはずなのだから。



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