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    2011-2012 セリエA第23節 インテルミラノvsノヴァーラ ~積み上げたものを崩されたラニエリの苦難~

    インテルの冬の補強がまたもや現場の監督を窮地に追いやるかもしれないことは「2011-2012 セリエA 冬のカルチョメルカートまとめ&採点 第1回 ~AからJまで~」で実は既に示唆してある。
    そのメルカート後(もっと詳しく言うと、メルカート直前のレッチェ戦もモッタはサスペンションであったのでその試合から)、ラニエリ監督は4-4-2を諦め、またもや4-3-1-2に挑戦することとなる。
    これは攻守両面における十分な活躍が望めるのはカンビアッソとチアゴ・モッタだけだと判断したためかもしれない。
    しかし、この4-3-1-2への再転換後、再びインテルには負の流れが押し寄せる。
    1月29日(日曜日)レッチェ戦(アウェイ):0-1 敗戦
    2月1日(水曜日)パレルモ戦(ホーム):4-4 ドロー ※ピッチが雪で真っ白だったこともあり、あまり参考にならない
    2月5日(日曜日)ローマ戦(アウェイ):4-0 敗戦
    4-4-2への転換で積み上げてきた連勝街道が完全に封鎖され、その積み上げた4-4-2という積み木までもがチアゴ・モッタの放出で崩れてしまった。
    そう、再びラニエリは積み木を積み直さないといけないのである。

    では、このノヴァーラ戦のスタメンを見ていただこう。
    2011-2012 セリエA第23節 インテルミラノvsノヴァーラ スタメン・ベンチ

    フォーメーションを見てみよう。
    2011-2012 セリエA第23節 インテルミラノvsノヴァーラ スタメンフォーメーション
    インテルミラノ:4-3-2-1
    ノヴァーラ:5-3-2

    ●新感覚、テクニカルな選手で埋め尽くされた4-3-2-1
    ラニエリはこの試合ほとんど初めてと言っても良いスタメンを組んでいる。
    それがこの起用できるテクニカルな選手を全員起用するという4-3-2-1であった。
    ここで多くのファンの方が不思議に思った長友ではなくキヴを起用した理由はここにあろう。
    キヴはパスの精度が高く、ビルドアップ能力が高い。
    そうしたテクニカルな面ではキヴには未だ及ばない。
    しかし、こうしたスタメンの配置はラニエリの望むところではない。
    基本的にラニエリは好守両面においてバランスの取れた能力の選手を望む傾向が強い。
    この試合においてはその条件を外し、完全に「ファン好みの」4-3-2-1のスタメン配置であったに違いない。
    (マイコンは累積警告による出場停止、サムエルは怪我で出場不可であったので、この2人がいないのは仕方がない。)

    ●完全にひきこもりサッカーが板に付いたノヴァーラ
    ここ最近のノヴァーラは格上相手には5-3-2を敷き、5+3(+1)でしっかり守ることを先決とする。
    このひきこもった状態のノヴァーラに対し、インテルは圧倒的なポゼッション(69.7%)を誇りながらじわじわと圧力をかける。
    しかし、これにもノヴァーラはその圧力を受け続けるだけで、カウンターには4人から5人の選手しかかけない。
    このノヴァーラに対し、インテルはミドルシュートを浴びせ続けるも、得点を得ることはできない。
    もちろんチャンスシーンはあったにはあったが、結局は決めきることができずに前半をスコアレスで終える。

    ●試合を決めた新加入選手
    そんな試合が動いたのは後半11分のことだった。
    インテルのCKのカウンターから、ジェダがフリーで持ち上がり左サイドのカラッチョロへ。
    これを受けたカラッチョロが切り返しでキヴをかわし、左足は素晴らしいコントロールでゴール左隅へ。
    値千金の先制ゴールを挙げた。

    ●裏を取られたくないインテル
    今のインテルのディフェンスにとって最も怖いのは裏を取られることである。
    それは怪我がちのCB陣にとって最も弱いフィジカル面を問われるからである。
    だからこそ、カウンターで持ち上がったジェダにはプレスがあまく、カラッチョロに対しても甘くなってしまったのである。

    ●FWを投入しても時すでに遅し
    HT明けからアルバレスに代えてパッツィーニを投入していたラニエリは、失点後、ポーリに代えてディエゴ・フォルランを投入する。
    単純に引いてくる相手により得点力の高い選手を入れて圧力を、そして中の人数を多くしたかったと考えられる。
    しかし前線に張りきった選手たちがいる中に残されたカンビアッソやスタンコビッチの飛び込むスペースは限定され、ただただ前線の人数だけが多い状況となってしまった。

    ●キヴのテクニックを諦めて長友を投入した理由
    これは単純に前掛かりになったインテルが攻勢を緩めることなくカウンターに対策するには長友のスピードを必要だと判断したからであろう。
    この際、左サイドに流れることの多いスナイデルとの連携も良いということも幸いしたと考えられる。

    結局、この試合は終始押していたにも関わらず崩しのメカニズムやギャップを作れなかったことにより、あっさりと負けた感の強いインテル。
    この試合においては個の力で力押しするインテルという旧来のイメージに逆戻りした感が強い。
    この試合によってラニエリがどう感じたかはわからないが、慎重なポゼッションタイプのチームという域を出ないこの構成のチームは再び日の目を見るのかはわからない。
    しかし、今、ラニエリが非常に困難な選択を迫られている。
    フロントはおそらくこんな構成のチームが完成度を高くすれば大喜びするのは間違いない。
    しかし、それがうまくいかなければ、現在批判にさらされているフロントは責任逃れの監督解任を選ぶ、というシナリオも見えなくはない。。。。。



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    この記事へのコメント

    ハロ : 2012/02/17 (金) 18:54:27

    初めてコメントします。
    いつも楽しみに読ましてもらってます(^.^)
    サッカーのことはドシロートなんですが書かしてもらいます。
    インテルのフロントの責任逃れで監督解任は前からひどいなと思います
    ベニテスが就任したときも成績不振ですぐ解任になりましたが、モウリーニョの作った成熟したチームを新しい監督が指揮するのはかなり大変なことだと思うので、もうちょっと時間を与えてもよかったのではと思っています。
    両者ともに守りをに赴きを置く監督とはいえ全く違うサッカーをする監督なので

    今回のコラムとは関係ないコメントになってしまいましたが書きました。
    自分はリヴァプールファンです(^-^)
    またミランとCL決勝であたれる日を待ってます。

    ロッソネリ : 2012/02/18 (土) 14:05:55

    >>ハロさん

    御愛読&コメントありがとうございます!!

    ずっとですよね。
    特にブランカの迷走と監督交代と自分の動きの不一致は。
    しかも監督を推薦しているのはブランカなんですが。
    モウリーニョからベニテスのときもそうでしたよね。
    ただ、昔から忍耐力がないのもインテリスタの特徴ですよね。
    ある意味それこそインテルの象徴だったことを、忘れている人もいるようですが。
    今回のラニエリは選手がまだ支持しているので、もうちょっとは残れるでしょう。
    続きはボローニャ戦のブログ(近日UP予定)にて^^

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