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    [CL直前試合分析] チェルシー徹底解剖 ~PL エヴァートン戦,FA バーミンガム戦を中心に~

    前記事「2011-2012 セリエA第24節 フィオレンティーナvsナポリ ~久々の「らしい」勝利で大事な1戦を迎えるナポリ~」ではナポリの戦術について見てきたわけであるが、ナポリにとって相性がやはり良いと思われるのは、積極的にポゼッションを確保し、カウンターの余地となるスペースを広大に空けるチームであり、ネガティブトランジションの能率が低いチームである。
    今回の記事ではそのナポリの目線寄りの目線からではあるが、UEFAチャンピオンズリーグ(以下、CL)で戦うチェルシーの戦術面を中心に分析していく。
    さて、そのチェルシーのCL直前の試合はFAカップ5回戦であったが、その対戦相手がイングランド2部相当のチャンピオンシップのバーミンガム・シティであったため、若干メンバーを落として戦った面も見受けられる。
    そのため、今回の分析では、バーミンガム・シティに合わせて、その1試合前のプレミアリーグ第25節エヴァートン戦も分析対象に加えることとした。
    そのため、普段のレビューとはまた違い、より戦術部分に焦点が当たっており具体的シーンの登場は少ないかもしれないが、その点は御了承願いたい。

    さて、それではまずエヴァートン戦のスタメンから御覧頂くことにしよう。
    2011-2012 プレミアリーグ第25節 エヴァートンvsチェルシー チェルシースタメン

    次にベンチ。
    2011-2012 プレミアリーグ第25節 エヴァートンvsチェルシー チェルシーベンチ

    そして交代。
    2011-2012 プレミアリーグ第25節 エヴァートンvsチェルシー チェルシー選手交代

    最後にスタメンの状態でのチェルシーのフォーメーションは以下の通り。
    (エヴァートンのスタメンはここで確認していただければと思う。)
    2011-2012 プレミアリーグ第25節 エヴァートンvsチェルシー スタメンフォーメーション
    エヴァートン:4-2-3-1
    チェルシー:4-3-3

    次に、FAカップ5回戦、対バーミンガム・シティ戦のスタメンを御覧頂こう。(4-3-3)
    2011-2012 FAカップ5回戦 チェルシーvsバーミンガム・シティ チェルシースタメン

    次にベンチ。
    2011-2012 FAカップ5回戦 チェルシーvsバーミンガム・シティ チェルシーベンチ

    そして選手交代。
    2011-2012 FAカップ5回戦 チェルシーvsバーミンガム・シティ チェルシー選手交代


    ●アンドレ・ヴィラス=ボアスとは誰か
    アンドレ・ヴィラス=ボアスはイングランドの名将、サー・ロバート・ウィリアム・ロブソン(「ボビー・ロブソン」)がFCポルトを率いている時代に見出され、スカウトとして採用されたところから彼のキャリアは始まっている。
    その後、留学やフェロー諸島の監督を務めたが、本格的なキャリアアップはボビー・ロブソンのチーフ・アシスタントも務めたジョゼ・モウリーニョによってチームスタッフに招聘されてからであろう。
    ボビー・ロブソン、ジョゼ・モウリーニョの下で彼は対戦相手チームの戦術分析スカウトを担当し、その分析は非常に細部に渡って完成度の高いものであったということは各方面の記事からわかっている。
    そういった戦術面の分析力は小さな時からの興味が端緒であることは間違いないだろうが、そのヴィラス=ボアスを懇意にしていたジョゼ・モウリーニョと同様に、彼がスコットランドで指導者講習を受けている。
    この点については、西部謙司さんの「サッカー戦術クロニクル」の"Chapter 8"や"Chapter 10"に書かれているので、そちらをお読みいただくと良いだろう。

    サッカー戦術クロニクルサッカー戦術クロニクル
    (2008/07/19)
    西部 謙司

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    さて、このように「ボビー・ロブソン」という1人の名将の下から生まれた2人の新時代の名将の戦術を比較すると類似点と相違点が見受けられる。
    この記事ではその「ジョゼ・モウリーニョ」を比較対象にしながら、アンドレ・ヴィラス=ボアスという監督の戦術面の特徴などを見ていくことにしたいと思う。

    ●決め手は「対戦相手に合わせるか、自らを貫くか」
    では、上記のフォーメーション図を御覧いただいた上での話に移ろう。
    ヴィラス=ボアスはポルトでもチェルシーでも一貫して4-3-3のフォーメーションを用いている。
    そして、戦い方はパスサッカーに前からのプレッシングが中心。
    彼は「ジョゼ・モウリーニョ」と何かと比較されるが、根本戦術が違う。
    それはむしろ、ペップ・グァルディオラのバルセロナに近い。
    もちろんこちらとも細部は違うが。
    ここで問題となるのは、「一貫して」の部分である。
    彼の戦術には基本的には「4-3-3」で圧倒的なポゼッションを行うことしかなかったのである。
    これは先に率いていたのがポルトというチームであったことも大きい。
    この点がジョゼ・モウリーニョとの大きな差である。
    彼はあくまでも「相手の攻撃のタクトを振るう選手を潰す」ことから試合での戦術が決まるのだから。
    そして、彼には確固たる守備戦術がある。
    「相手の攻撃に対するスペースを消す」という。

    ●スーペルリーガとプレミアリーグの違い
    そんな彼がリーガ・ゾン・サグレス、スーペルリーガでポルトを率い優勝できたのにはポルトガルリーグの特徴が幸いしたとも言ってもよい。
    スーペルリーガはかなり攻撃的なリーグであるが、実にそれは組織戦術においての攻撃性に顕著に表れている。
    どうしてもリーグランキング上の点において、全てにオールマイティーな選手は表れにくい。
    特にフォワードやオフェンシブハーフ、サイドアタッカーには、1つの能力が飛びぬけた選手はいるが、その全てにおいて高次元な選手はほとんどいない。
    (例外はポルトのフッキくらいではないだろうか。)
    それゆえ、ポルトは数的同数を保ちさえすれば選手の能力で相手チームの攻撃を押えこむことはほとんど可能であった。
    (例外は昨シーズンではベンフィカのみ。
    今シーズンのスーペルリーガは昨シーズンと比べレベルが向上し、より面白くなっていることを追記しておきたい。)
    しかし、プレミアリーグは違う。
    特にオフ・ザ・ボールの動きの質が高く、連動性も非常に高い。
    力づくで守ることはより難しい。
    そして、彼の守備戦術もまたバルセロナと同様、前からのプレッシングを掻い潜られた時点から劣勢となるものである。
    この点は、昨シーズンのカルロ・アンチェロッティのチェルシーとの失点数比較にも表れているだろう。
    昨シーズンのチェルシーがプレミアリーグ38試合で33失点(1試合平均0.87)であったのに対し、今シーズンのチェルシーは25試合で31失点(1試合平均1.24)と、高騰していることがおわかりいただける。
    カルロ・アンロッティも「ポゼッション」を重要視する監督であるのにも関わらず、だ。

    ●4-3システムの戦術的根幹
    ヨーロッパを見渡しても4-3システムを用いているチームは数多い。
    現在はバルセロナ、ミラン、ユヴェントス、ローマがその代表格であろうが、この4チームが共通して4-3システムを高次元で繰り広げている要因は何だろうか。
    それはアンカーに誰がいるかを見ていただけるとおわかりいただけるだろう。
    セルヒオ・ブスケッツ、マルク・ファン・ボメル、アンドレア・ピルロ、ダニエレ・デ・ロッシ。
    ピルロだけはレジスタで少し違うが、それ以外の選手はインテルディトーレタイプの選手としては一級品の選手ばかりである。
    この点において、チェルシーに対抗しうる選手はいるが、それはマイケル・エッシェンのみ。
    しかし、このエッシェンにしても先月まで大怪我で長期離脱していたことは考慮に入れるべき問題である。
    このエッシェンの離脱によってアンカーポジションのやりくりに苦心していることはおわかりいただけるだろう。
    このポジションでは既に、ジョン・ミケル・オビ、オリオル・ロメウ、ラウル・メイレレス、マイケル・エッシェンがとっかえひっかえ起用されており、固定できていない。

    ●4-3システムのアンカーポジションの選手に求められるもの。
    4-3システムにおいて、重要となるのはサイドバックの攻め上がりである。
    カルロ・アンチェロッティはサイドバックの攻め上がりにバランスを求めるため、相手チームによっては右サイドバックを守備的にしたり、攻撃的にしたりとやりくりしていたが、これに倣っているのはアントニオ・コンテのみ。
    それ以外のペップ・グアルディオラ、マッシミリアーノ・アッレグリ、ルイス・エンリケとアンドレ・ヴィラス=ボアスは両サイドバックともに攻め上がることを要求する。
    この狙いはサイドでの数的優位。
    このサイドバックの攻め上がりを担保する役割がインテルディトーレにはまず求められる。
    後者に共通するのは、アンカーの選手が第3のセンターバックとして機能することを求めることである。
    その上で、アンカーの選手としてビルドアップ時に高い展開力がなければならないのである。
    しかし、その両面を担える選手は今のチェルシーには1人もいない。
    ジョン・ミケル・オビにはその動きを理解しているのかどうかも怪しいシーンが多々見受けられた。
    エッシェンのコンディションが上がるのを待つしかないのである。
    下図は4-3システムのビルドアップ時のアンカーの役割を端的に表した場面である。
    4-3システムのビルドアップ


    ●諸刃の剣となるサイドバックの攻め上がり
    このアンカーが第3のセンターバックとして機能するかどうかで、カウンターの守備は大きく変わる。
    アンカーが防波堤となることもあるし、アンカーがしっかり戻ることでセンターバックがサイドのスペースをケアすることもできるようになるが、チェルシーの場合、それがない。
    さらにはプレミアリーグには多くの優秀なサイドアタッカーが多く、悠々とサイドを突破されるケースも少なくない。
    そうなると、サイドバックはリスクを恐れてオーバーラップを仕掛けることができなくなる。
    こうして起こった悪循環はチーム戦術全体に影響してしまうのである。


    根幹となっている戦術についての紹介はここくらいにし、ここからは個々の詳細な戦術部分について述べていくことにする。


    ●前からのディフェンスとブロック形成のタイミングのズレ
    「より前でボールを奪うために」前からのプレッシングを採用するチームは、基本的に前からのプレッシングをマンマークで行うこととなる。
    しかし、それを掻い潜られた時にはゾーンで守ることとなるのだが、このチェルシーにおいてはバルセロナと同様、その切り替え時にどうしても無理が生じる。
    エヴァートン戦での先制点の失点シーンはここにある。
    前半5分、自陣右サイドでのスローインをいとも簡単に奪われたチェルシーには様々な弱点が指摘できるので詳細に見ていこう。
    まずはメイレレスへのスローインをピーナールに攫われた時点。
    2011-2012 プレミアリーグ第25節 エヴァートンvsチェルシー 先制点①
    次にそのボールをティム・ケーヒルが受けたシーン。
    2011-2012 プレミアリーグ第25節 エヴァートンvsチェルシー 先制点②
    この時点ではまだ防げた段階である。

    そして、次の瞬間。
    2011-2012 プレミアリーグ第25節 エヴァートンvsチェルシー 先制点③
    このポイントで注目すべきは、3つの点にある。
    1つ目はほぼ同じ地点からダッシュを開始したフェライニにメイレレスが完全に置き去りにされていること。
    2点目はマイケル・エッシェンがボールウォッチャーになっており、スティーブン・ピーナールがブラインドでダッシュしていること。
    3点目は左サイドのアシュリー・コールに戻るためのダッシュが見られないことである。

    そして不運にもランパードがブロックしたリバウンドがちょうどゴール前へ。
    2011-2012 プレミアリーグ第25節 エヴァートンvsチェルシー 先制点④
    この失点をフェライニ、ピーナールの両者の突破に取り残されたメイレレス、エッシェンだけの問題ではないのである。
    なぜならば、もし、バックラインまでアシュリー・コールが戻っていれば、ダビド・ルイスが右にポジションを修正することで、フェライニ、ピーナールの両方にイヴァノビッチが1人で対応せねばならない状況は生まれなかったかもしれないからである。
    この多重のミスが表しているのは、どこまでマンマークで守り、どこからはゾーンで守るのかという問題である。
    この切り替え、そして、カヴァーリングの意識が今のチェルシーには完全に欠けているのである。

    ●トーレスかドログバか
    チェルシーの攻撃陣は非常に豊かな選手層を誇る。
    そのチェルシーにあってスタメンをほぼ確約されているのは2人の選手である。
    ダニエル・スターリッジとファン・マタ。
    前者はセンターへカットインしたり、ミドルシュートを打ったりと得点能力を発揮している。
    後者は主にパスワークの中心となることでチェルシーの攻撃をオーガナイズする役割を果たしている。
    そしてCFには2人の選手がスタメンを争う。
    それがフェルナンド・トーレスであり、ディディエ・ドログバである。
    しかし、両者はタイプのことなる選手である。
    フェルナンド・トーレスの長所は、バックラインの裏のスペースへの飛び出しであることはよく知られている。
    そして、今シーズンはそれに加えて、サンターからサイドへ流れ、スペースメイキングやチャンスメイキングで十分に能力を発揮する。
    確かに得点力は依然として回復していないものの、明らかに動きの質は向上している。
    それに対し、ディディエ・ドログバは前線でのキ―プ力に圧倒的な力があり、裏に抜けての飛び出しもうまい。
    そしておまけに得点能力が高いことも重要な点である。
    この2人のどちらが良いかというのは対戦相手やまわりの選手との兼ね合いの部分も大きく、一慨に決めつけることができない。

    ●裏を消され、中盤を消されたときのチェルシー
    この2試合で散見されたのは、相手がしっかりと守ることを考え、バックラインを下げながら、中盤のスペースを消されると、チェルシーはパスワークさえもままならなくというシーンである。
    3トップの3人がそれぞれ行き場をなくし、前で張った状態になり、中盤に数的優位が失われてしまうことでパスがいつかはカットされてしまうのである。
    こうなるとバックラインの選手はパスワークでの組み立てを諦め、ロングボールに頼らざるを得ないが、こうしたハイボールの競り合いとポストワークにはトーレスは向いておらず、こういったシーンが散見されるのであればドログバと交代させた方が良いだろう。

    ●鍵を握るのはポストプレイ
    どちらにせよ大事なことがある。
    それはチェルシーには多くのスペースに入る動きに優れた選手がいるということである。
    フランク・ランパード、ラウル・メイレレス、ラミレス、フロラン・マルダがそうである。
    こうした選手の良さを生かすために求められるのは3トップの選手の効果的なポジションチェンジであるが、チェルシーの3トップはその点でまだ発展途上といえるだろう。
    もちろん、全くないわけではなく、それに成功していることもある。
    その時には必ずと言って良いほど中盤の選手が敵のペナルティエリア内にまで侵入している。

    さて、フェルナンド・トーレスをCFに用いた時のポイントはファン・マタのポストプレイがその流れを作っているとも言って良いかもしれない。
    チェルシーがポゼッションに成功し、押しこんだ際にはスターリッジやフェルナンド・トーレスが前に張る形になることが多いが、その時に中盤の数的優位を担保するのがファン・マタのポストの動きであり、彼がパスワークに絡むことでそこにアクセントが加わる。
    そして、マタが引くことで空いたスペースに中盤の選手が飛び込むことが可能となるのである。
    この動きを最も引き出すことがないのがスターリッジで、この点は非常に残念なのであるが、ポルトのフッキと被るところがあるので、もしかすると、ヴィラス=ボアスの指示なのかもしれない。
    中盤の選手がフォワードの選手を追い抜く連動性を引き出した際のチェルシーの攻撃は非常に驚異的なものとなる。
    さらにもう1つの解決策がバーミンガム・シティ戦でもあった4-2-3-1へのシステムチェンジもその1つ。
    このシステムチェンジにはカウンターをもろに食らうというリスクが付き纏うのであるが。
    現にバーミンガム戦ではこのシステムチェンジ以降、フィールドプレーヤー6人のみで守っているシーンもあった。

    ●ナポリ戦のポイント
    以上のようにヴィラス=ボアスのチェルシーの戦術はいまだ完成を見ていない。
    では、ナポリvsチェルシーを見る上で重要となるのは、チェルシーがどのような意識でこの戦いに挑むかである。
    カウンターのリスクの高い現行チェルシー戦術では、やはり守備の意識がどこまで高められるかがポイントとなる。
    しっかり引いて守る意識がカウンターのリスクを減らすのである。
    その代わり、チェルシーは主導権を握ることはできない。
    それでも良いとヴィラス=ボアスが割り切るのか否か、割り切れるか否かである。
    そうしてしっかりと引き、ナポリの選手を前に引き出すことができれば、裏のスペースが広げられれば、カウンターのチャンスは広がるのだから。
    しかし、あくまでもパスサッカーを貫こうとし、前からのプレッシングで早くボールを奪うことをで高いポゼッションを保ち、ヴィラス=ボアスの思うサッカーで勝ちにくれば、ナポリには多いにチャンスはあるだろう。
    ナポリのトリデンテにとってセリエのチームの守備を崩すことと比べれば、チェルシーのディフェンスを崩すことは困難ではないのだから。



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    [CL直前試合分析] 2011-2012 プレミアリーグ第25節 サンダーランドvsアーセナル ~アーセナルの新たなサイクルは始まっている~

    ACミランはアーセナルとのUEFAチャンピオンズリーグ決勝トーナメント1回戦 1st legを明日に迎えている。
    今回のブログではその対戦相手となるアーセナルの直前の試合を分析することにしたい。
    この記事では特にアーセナルの戦術分析を主眼においていることをお断りしておこう。

    まずはこの試合のスタメンから。
    2011-2012 プレミアリーグ第25節 サンダーランドvsアーセナル スタメン・ベンチ・選手交代


    では次に、フォーメーションを見る。
    2011-2012 プレミアリーグ第25節 サンダーランドvsアーセナル スタメンフォーメーション
    サンダーランド:4-2-3-1(0トップ)
    アーセナル:4-2-1-3
    実線は特に意識されていた動き


    ●アーセナルは「戦術=ファン・ペルシー」ではない
    今のアーセナルで最も目立つ存在がファン・ペルシーであり、「アーセナルは戦術=ファン・ペルシー」と言われることも多い。
    しかし、これは決してそうではなく、チームとして崩そうとしており、その際に最も良いポジションに入るのがファン・ペルシーである、ということであると反論をしたい。
    もちろん、ファン・ペルシーや後ほど見るティエリ・アンリの個の力といったものによるゴールがあることも否定はしない。
    現にアーセナルの崩しの局面は非常にシステマチックなものが多い。
    そのシステマチックなものを以下では見ていきたいのである。

    ●アーセナルのスタメンに抜擢された新たな若き戦力
    ここ最近の試合ではアーセナルに変化が起きた。
    それがアレックス・チェンバレンのスタメン起用である。
    この18歳のウィングはアーセナルのカウンターという1つの武器に非常に上手く化合したと考えられる。
    その点が上に書いたフォーメーション図における実線(=特に意識されていた動き)に表れている。
    アーセナルの右ウイング、テオ・ウォルコットの最大の良さはカウンター時の裏への飛び出しのタイミング、そしてスピードにある。
    しかし、このウォルコットのカウンターでの突破は完全にDFを振り切らない限りは、中へのカットインではなく縦の突破に限定される。
    このとき、中の厚みを持たせるのがチェンバレンである。
    若く十分なスピードを持つこのチェンバレンはウォルコットの縦の突破の速さに付いていくことが可能で、左サイドに置かれるとカットインの動きを非常に重視する。
    この動きがあるため、アーセナルのカウンターは非常に速く、厚みのあるものとなるのである。

    ●アーロン・ラムジーではなく、トーマス・ロシツキーの理由
    このチェンバレンのスタメン抜擢によって、2月からスタメンを獲得したのがトーマス・ロシツキーである。
    ラムジーの良さはセンターでのラストパスや詰めの飛び出しの能力であるが、逆にロシツキーは前後のバランスやサイドへのサポートの動きに長がある。
    後者を選んだ理由は、チェンバレンとの兼ね合いにある。
    すなわち、ロシツキーが前後左右のバランスを見たポジショニングをすることで、チェンバレンの動きに自由度が増すことにその理由があるのだ。

    ●3人のセンターハーフのバランス感覚
    私は上にアーセナルのフォーメーションを4-2-1-3と表記したが、これには含みがある。
    「攻撃スタート時のものを基準にすると」という条件付きになるのがそれだ。
    このアーセナルのフォーメーションには臨機応変に如何様にも見えるときがある。
    しっかりとブロックを付けて守っているときは4-1-4-1、ビルドアップが完了すれば4-3-3というように。
    この如何様にも見えるシステムの中心を司るのが、ミケル・アルテタ、アレックス・ソングの2人である。
    この2センターハーフのコンビネーションはかなり熟していると見てよく、ビルドアップ時には片方がバックラインの近くまでサポートに戻るともう片方が前に出たり、守備時には片方がファーストプレスをかけるともう片方がリトリートする、といったように、前後のバランスをしっかりと付けている。
    そこに前でバランスを取るロシツキーが加わるといった形で、バランス感覚を保とうという形である。
    以前はガナーズの代名詞とも言えた「パス&ゴー」の形は減ってしまったが、その代わりに中盤でのバランスは以前より増した印象がある。
    今後はそのバランスを保ちながらも「パス&ゴー」をまた増やすことができれば、さらに驚異的な攻撃を織りなすことになろう。

    ●きっちりと守備ブロックを作るサンダーランドを崩しきれないアーセナル
    試合は終始アーセナルが主導権を握り、サンダーランドがきっちり守るという展開であった。
    しかし、アーセナルはなかなかチャンスに結び付けることができない。
    ここでのポイントは「サンダーランドが2ライン間のスペースをかなり狭くし、アーセナルが攻撃のスイッチを入れる機会を与えなかったことであろう。
    アーセナルのカウンター以外の攻撃において重要になるのはこの相手の2ライン間でのスペースに入る選手と、その動きで空いたスペースに入る選手の連携プレーである。
    しかし、サンダーランドはこの2ライン間を狭め、しかもバックラインを低く設定しながらラインの上げ下げを行っていた。
    これによりアーセナルはボールポゼッションが続くが仕掛けることが非常に困難であった。

    ●膠着した時にも効果を発揮するテオ・ウォルコットの飛び出し
    この試合のサンダーランドは守備時にフィールドプレーヤー10人全員が自陣でのディフェンスに戻り、スペースを消していたが、バックラインの上げ下げも2ラインの間隔を意識して頻繁に行われていた。
    ここで効果を発揮したのがテオ・ウォルコットである。
    まずは前半23分、サンダーランドのFKのカウンターからファン・ペルシーがフリーで持って上がると、ウォルコットがバックラインを見ながら飛び出し、そこへスルーパスが出る。
    これをシュートするもボールはゴール左へ。
    この試合最初のチャンスを逃す。
    さらに前半31分も膠着した状態から上手くラインを破って飛び出すウォルコットの姿があった。
    こちらのソングの浮き球のパスをダイレクトで打ったシュートも枠を外れるが、効果的な飛び出しを見せたウォルコット。
    この動きは相手ディフェンスラインの上げ下げを難しくするという効果を発揮することになる。

    ●ガナーズの守備における不安定感
    上記のように少なくとも2月に入ってからのアーセナルは好守のバランス面においては大きな成長を見せているが、それでも拭えないのが守備における不安定感である。
    この不安定感は決して以前のガナーズのように攻撃的すぎるだとかといったものに起因するものではない。
    ここでの課題は「マークの受け渡し」における欠陥が大きく起因する。
    本来はボールホルダーへのプレッシング意識とマーカーを見るという行為は同時になされなければならないのだが、「できるだけ早くボールを奪取する」ことを主眼とするディフェンスがなされるパターンが多く、これによってボールウォッチャーになる選手が前線には何人かいる。
    マークの受け渡し
    前半最後のサンダーランドのチャンスはロシツキーがこの例に当てはまる形となり、コールバックにフリーでの攻め上がりを許したことが大きなピンチを招いた。
    マークの受け渡し②

    こうしたシーンはほぼ毎試合において散見されることからも、素早いポジションチェンジやバックラインが崩れるなどのミスが起こるとほぼ確実にピンチを招いており、リスクマネージメントの面に課題があると言えよう。

    ●アーセナルディフェンスの1つの弱点
    この試合、先制点が奪えないことから後半のアーセナルは全体的にラインを押し上げ、サンダーランドディフェンスに対する圧力を強める。
    後半に入ってからというものアーセナルのバックラインは攻撃時には敵陣内の高さまで推し上がり、ほとんど試合を制圧する形となったが、ここで生じるのはカウンターの危険性である。
    アーセナルの弱点がこのカウンターを受けたときの対応に表れる。
    ここに1例があるので御覧頂こう。
    サイドバックとセンターバックの間①
    まずは左サイドバックのヴェルメーレンがマンマークの規則通りF・キャンベルに釣りだされる。
    サイドバックとセンターバックの間②
    それによって空いたスペースを埋めることがないため、セバスティアン・ラーションが突く。
    サイドバックとセンターバックの間③
    これをアーセナルの中盤の選手がカヴァーリングすべきなのであるが、そのカヴァーリングによって空くことが予想されるバイタルのスペースを埋めるべき選手の戻りが遅く、アレックス・ソングの判断が非常に難しくなっていることが十分にわかっていただけるであろう。

    このシーンの直後、アーセナルはセットプレーから再三こぼれ球をミドルシュートであわやのシーンを作り出されるが、こちらに関してはシュートコースを限定することはできていたため、あまり問題とは感じない。
    この流れで既にメルテザッカーの動きがおかしく見えたのだが、これがサンダーランドの先制点につながった。

    ●アンリの投入と緊急投入となったアーロン・ラムジーがもたらした4-2-4
    チェンバレンとアンリの交代があった直後にメルテザッカーが負傷し、ソングをCBに下げてアーロン・ラムジーを入れることとなったアーセナル。
    アンリはセンターでのポストワークが必要と判断し、中に張ることも多かったため、ロシツキーがサイドに流れるケースが生じ始める。
    半ば付け焼刃的に生じた4-2-4のような形が、アーセナル起死回生の同点ゴールを生み出す。
    サンダーランドはこの3トップとロシツキーによるアーセナルの前線の圧力を耐えきれず、ズルズルとラインを後退させた瞬間だった。
    後半30分、アルテタのミドルシュートがブロックされたこぼれ球がバイタルエリアでフリーのラムジーの足元へ。
    これを逃さず蹴りこんだラムジーが投入直後に結果を出し、アーセナルがすかさず同点においついたのであった。

    既にウォルコットの飛び出しが必要のないところまでサンダーランドのバックラインが下がりきったことを見たアーセン・ヴェンゲル監督はすかさず動く。
    そのテオ・ウォルコットに代え、アンドレイ・アルシャービンを投入し、本格的に4-2-4へ。
    これが最後の最後に形を成した。
    後半46分、左サイドのアルシャービンが2人のプレスの間を抜くクロスを上げると、中ではアンリがマーカーを瞬間の動き出しで外し、足で合わせたのであった。



    この試合は1つのアーセナルの形を見る上で、非常に重要なものであったと見る。
    引いた相手に対してのアーセナルの攻撃がどういったメカニズムを主体とし攻略にあたっているかというのがそれだ。
    中に厚みを持たせる選手、攻撃に幅やゆとりを持たせる選手、そして、縦の飛び出しでバックラインを揺さぶる選手、こういった選手たちの組み合わせに関してはプレミアリーグ随一の幅広さをいまだ誇っていると言っても良いだろう。
    最後は試合を完全に制圧し、その圧力を完全に生かしきった勝利であり、「まぐれ」も「奇跡」もない。
    十分に布石の多い、重要なゲームであったと言えるだろう。

    さて、このアーセナルに対するミランは、上記に見たアーセナルディフェンスの弱点を突けるのだろうか。
    そして、こうしたバリエーション豊かなアーセナルの攻撃を止めることができるのか。
    ミラニスタの立場であるので、どうしてもこうした観点から見ることが多かったが結局答えはわからない。
    2月15日(水曜日)、きっと好ゲームになるに違いない両チームの命運を握る重要な一戦が待ち遠しい。



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    2011-2012イングランド・プレミアリーグ前半戦 MVP&ベストイレブン選考会

    ロッソネリ: お2人ともお忙しいところありがとうございます。よろしくお願いいたします。今年のプレミアリーグはマンチェスターシティの圧倒的な強さ、ニューカッスルの復活や昇格組の健闘などおもしろいところも多かったです。そんなプレミアリーグの前半戦を3人でぶったぎっていきたいと思います。さて、形式はいつも通り、GKから順にベストな人材を選んでいくというものです。早速、GKからベストイレブン候補をお願いします。

    リース: う~ん、今年は(も?)、いいGKが多く、いい意味で悩んじゃいますね

    みりーと: プレミアはもともといいGKがいましたが今年は特に豊作ですね

    ロッソネリ: いつもと違うメンバーも出てきた感がありますね。そういう意味で選ぶのが難しそうです。その中で口火を切ると、ジョー・ハート(マンチェスターシティ)とクルル(ニューカッスルユナイテッド)が最初に挙がる選手でしょうか。

    みりーと: 僕もその二人は今季ずば抜けているかなと思いました。 それとシュチェスニー(アーセナル)とアルハブシ(ウィガン)も推したいです。特にアルハブシはどっかでスーパーを見せてくるのが見てて楽しかったですね

    リース: ウェールズ好きにとってはヘネシーも(笑)

    みりーと: アーセナル好きにとってはシュチェも(笑)

    ロッソネリ: シュチェスニーの頑張りは今までのガナーズのGKの不安を一掃してくれた気がしますね。ディフェンスがちょっと物足りないので仕事は多いですよね。

    みりーと: ここまでGKに対して不安を抱かないシーズンは初めてかもしれません。DFに関してはそのとおりです。

    ロッソネリ: ハワード(エヴァートン)、ギブン(アストン・ヴィラ)なんかはいかがですか?

    リース: 個人的にはその二人は実力通りで特筆することはないかと思っています

    みりーと: 二人はいつもどおりの活躍なのでwww

    ロッソネリ: 確かにそれはありますが、ギブンは移籍して久々に輝いているので選びたくなりましたw

    リース: カムバック賞としては選びたいw

    ロッソネリ: カムバック賞のときまで我慢しますw

    リース: デ・ヘアも英語が話せない中悪くはないと思っています。今はどうなのかわかりませんが、セーブ率もNo.1でしたし。ただ、序盤の凡ミスでイメージが悪いので選んだら怒られるので後半に期待しますw

    ロッソネリ: では、今出た候補者からベストを選びましょう。皆さん一斉に一押しをお願いします。

    ロッソネリ: クルル

    みりーと: ハート

    リース: クルル

    ロッソネリ: やっぱりどっちかですよね。笑

    リース: まぁ、どちらかでしょうね

    みりーと: まぁ躍進も込でクルルでいいのではないでしょうか?

    ロッソネリ:了解です。

    リース: オランダ代表でもデビューしたし

    ロッソネリ: では、クルルでいきましょう。クルルにはオランダ代表で、ハートにはイングランド代表で頑張ってもらいましょう。では、CB部門に参りましょう。

    リース: レイナで決定でしょう

    みりーと: さんせーい

    ロッソネリ: 間違いない。

    リース: あと、アルゼンチンのチャド・マレーン

    ロッソネリ: コロッチーニですね。笑 ニューカッスルで頑張ってますし、高さにも強くて、裏への対応も良いですね。

    リース: さすが、ロッソさん、どんなムチャぶりも拾ってくれる

    ロッソネリ: さらにディフェンスにうるさい僕から挙げさせてもらうと、ハンゲランド(フラム)ですね。

    みりーと: 僕はアーセナル枠でコシェルニーも一応候補にだけは入れておきたいです。

    ロッソネリ: コシェルニーは頑張ってましたね。

    リース: あと、ブラックバーンのサンバ。得点シーンにもほとんど彼がいました

    ロッソネリ: 彼の高さはセットプレー攻撃では脅威でしたね。

    リース: 頑張った意味ではS・テイラーも評価されるべきでしょう

    みりーと: スティーブン・テイラーは僕も良かったと思います。 とくに怪我してからノーウィッチに4失点も少なからず影響はあったと思いますし。それだけ大きかったのかなと思います

    ロッソネリ: ですね。ライアン・テイラーというお荷物の近くにいる分コロッチーニが目立ってしまいましたが、S・テイラーも素晴らしかったです。コンパニ(マンチェスターシティ)はどうでしょうか。

    リース: コンパニーは躍進するマンCにあって軸ですが、ハンゲランドとコロッチーニより押す!となると困りますね

    ロッソネリ: 確かに。僕もハンゲランドとコロッチーニが一押しなので、同意見です。みりーと氏はいかがですか?

    みりーと: コンパニも非常に身体をうまく使えるようになってきた気がしますが、リースさんと同様にハンゲランド、コロッチーニのほうを推します。

    ロッソネリ: 了解です。では、ハンゲランドとコロッチーニでいきましょう!次はRSB部門です。

    リース: 俺のマイカー・リチャーズ( ・´ー・`)

    みりーと: 俺のマイカー・リチャ(ry

    ロッソネリ: 俺のマイカー・リ(ry

    みりーと: けってーい!

    ロッソネリ: あのイノシシみたいな突進は脅威です。

    みりーと: デビューしたときは守備がやばい印象(イイ意味で)でしたが、攻撃にも絡めるようになってきたのは大きいかと思います。

    リース: 代表デビュー前から来るよ!来るよ!と言っていてよかった(☍﹏⁰)

    みりーと: ウイイレでずっと取っててよかった~

    ロッソネリ: 前半戦ここまでで5アシストですか。すごいですね。次点はスモーリングかな?僕はデビュー戦で惚れ込んだんですが、CBとしてでした。RSBとしてできるとは思ってませんでした。

    みりーと: はい。今期最初だけ見てましたがうまく攻撃に絡めていたのでCB本職かと思えないほどでした。あとは将来的な展望も込めてですがウォーカー(スパーズ)も今後いい選手になるかなと思って推します。守備にはまだ若干不安があるはずですが、攻撃面は期待できるので

    ロッソネリ: ガナーズ戦のミドルは驚きでしたね。

    リース: チームの攻撃的な幅を広げるマイカーとカイルは守備が日進月歩で確かにいいと思います

    みりーと: もともとU-21欧州選手権で発見したのですが、非常にいい攻撃をすると思います。

    リース: 守備的ならシンプソンですかね

    ロッソネリ: サントンの必要性を全く感じさせませんね。笑

    みりーと: ニューカッスルのDFラインでは左SB以外は固いですね。シンプソンも守備的ですが、フォローもいいですし

    ロッソネリ: ここまで全員が候補入りしているニューカッスルはすごいですね。さて、LSB部門に参りましょう。

    みりーと: ここは人員不足で困りましたね。

    ロッソネリ: 同感です。悩みますね。

    みりーと: トラオレ(QPR)を入れてしまうほど迷いました。

    ロッソネリ: 飛びぬけているというわけではないんですが、安定しているなと思うのはエヴラ(マンチェスターユナイテッド)でした。何といってもオーバーラップのタイミング、質に一日の長があるかと思います。

    リース: そうですね、しかし私は元フランス代表キャプテンとしては太鼓判を押すことが出来ません。

    みりーと: 最初の頃はヤング&エヴラは面白かったですね

    リース: リバプールの長年の左SB問題を解決させたホセ・エンリケも悪く無いですね

    みりーと: 同上

    ロッソネリ: ただ、押し切れないとこはありますね。これはダウニングとセットで考えるとなんですが、物足りなさを感じます。

    みりーと: 僕は何試合かしか見てませんがティアニー(ノーウィッチ)も安定はしているかなと思いました。

    ロッソネリ: 誰を選出しましょうか。

    リース: ボアス監督の戦術を実践し、アシストがすでに4のA・コールもいますが、決め手にかけるなぁ・・・

    みりーと: リツィートことライアンテイラー(ニューカッスル) いやなんでもない、、、

    ロッソネリ: お呼びでないようです。では、また皆さん、一押しを。

    リース: 私は期待と代表に呼ばれて欲しい意味でホセ・エンリケを選びたい

    ロッソネリ: 僕はエヴラで。

    みりーと: そしたら僕もリヴァプールのLSBの安定をもたらしそうなエンリケで

    ロッソネリ: では、多数決でホセ・エンリケということでいきましょう。次はCH部門です。ここは逆に多く候補が出そうな予感です。

    リース: みりーとさんザックリ名前上げてちょ

    みりーと: うい メインはパーカー(トッテナム)Pジョーンズ(マンU)ですかね。ジョーンズは非常に攻守にアグレッシブに絡んでていいですし。ファウリン・カバイェ・ソング・ティオテ を次点で推します。中でもファウリンはQPRの攻撃に最大の貢献をしているので、最初話題になったターラブトよりも頼りになっています。

    リース: ベテランで発見となったパーカー。19歳とは思えないジョーンズ。どちらも好きです

    ロッソネリ: パーカーは昨シーズンもハマーズで頑張ってましたが、やっと日の目を見た気がしますフィル・ジョーンズはスモーリングと同様、高いマルチ性と積極性を見せていますね。

    リース: 攻撃的ならパーカーの相棒のモドリッチ、ニューカッスル躍進の原動力カバイェ、リバプールの司令塔C・アダムがいいと思います

    ロッソネリ: キャバイエは昨シーズンもリーグアンで素晴らしい働きを見せていましたが、プレミアでも移籍してすぐにここまで良いとは思いませんでした。

    リース: いや、ほんとですよ。フランス代表でも自分の居場所を作って今HOTな選手ですよね

    みりーと: 次点にはあげましたがカバイェも非常にいいと思います(保身)

    リース: ベストには入りませんが、エヴァートンのジャック・ロドウェルは大成長してます。さらにはスウォンジーのジョー・アレンは追うことをオススメします

    ロッソネリ: では、この中から2人選ばなくてはなりません。僕は悩みますが、パーカー、キャバイエです。

    みりーと: 僕はパーカー、Pジョーンズで

    リース: う~ん、困った。カバイェは絶対入れたいと思っていましたが、パーカー、ジョーンズですかね

    ロッソネリ: 了解しました。では、トッテナム・ホットスパーに中盤の安定を与えたパーカー、今年イマイチのマンチェスターユナイテッドを19歳ながら引っ張るフィル・ジョーンズでいきましょう。では次にRSH/RWG部門へと移りたいと思います。

    リース: 一押しはスターリッジですね。あ、シルバが右ならシルバですw

    みりーと: 僕もシルバ・スタリッジは推したいです。

    ロッソネリ: どっちを選ぶかは迷うことになりそうですが、同じくシルバとスターリッジですね。

    リース: じゃあ話は早い。2択ですね

    みりーと: シルバのほうがチームとして中心になっているとは思いますが

    ロッソネリ: 同じくです。しかし、点の取れない誰かの代わりに得点を量産してたスターリッジを外すのもかわいそうな気になります。

    みりーと: お互いにチームの必要な役割をになっていますからね。

    リース: 私は断然シルバですね。あれだけピッチのあらゆる所に顔を出しながら守備をサボらない。マンチーニ監督だったらスターリッジは怒られてると思いますからw

    ロッソネリ: ですね。シルバは揺るぎないでしょうね。

    みりーと: スタリッジはチェルシーレギュラー1年目としては素晴らしいですけど、実力はシルバですね。アストン・ヴィラのバナンは候補にだけ入れて注目していただこうと思います。

    ロッソネリ: では、LSH/LWG部門へと移りましょう。ここは激戦区の予感です。チェルシーのマタ、マンチェスターユナイテッドのアシュリー・ヤング、マンチェスターシティのナスリ、アーセナルのジェルビーニョが強豪からの選出で、それ以外だと、ストークのエザリントン、ブラックバーンのホイレットでしょうか。

    みりーと: マタ、ホイレットは僕も選んでます。 特にホイレットは突破・フィニッシュではヤクブが活躍するまでは非常に助かっていたと思います。あとはベイル(トッテナム)ですかね。

    リース: 中堅以下だとS・ラーション、ピルキントン、シンクレアあたりも名前が挙がってしかるべきですね

    ロッソネリ: ここは多いですねwここから1人選ぶことになりますが、誰にしましょう?僕はファン・マタを選びます。

    リース: 妥当ならマタ、個人的にはエザリントン。

    みりーと: マタですかね。これもビラボアさんのサッカーを表現していますし、個人的にはアルマントラオレ

    ロッソネリ: まあ、ここはマタでいきますか。ここは候補者が豪華すぎて逆に難しかったです。では次はOH/ST部門です。まず名前が挙がりそうなのはアグエロですね。あと、議論になりそうなのはバロテッリですね。

    みりーと: バロテッリは604分という出場時間でいいも悪いも目立って8得点なので僕も候補にはいれました。

    リース: その二人に加えてファンデルファールトとウォルターズでしょうか。あとセセニョンさんもぜひ

    ロッソネリ: では、ここから誰を選びましょうか。

    リース: あれだけ話題を作りながら、レッドカードをもらいながら、そして途中交代もある中、チャンスを作りゴールを上げたイタリアの悪童をもっと評価してやってください!

    みりーと: 大丈夫だ!僕が評価する! ということでバロテッリ

    ロッソネリ: しかも大事なところでの得点も多いのは評価するしかないでしょう。未だに批判も多い選手ですし、大事なところでレッドカードをもらってますが、結果を残してますからね。では、バロテッリでいきましょう。次はとうとう最後の部門、CF部門です。

    リース: ここも激戦区ですね

    みりーと: 神!

    ロッソネリ: ファン・ペルシーいただきました。

    リース: 他に出そうな名前はアデバヨール、デンバ・バでしょう

    ロッソネリ: 中小クラブからモリソンを推したいと思います。あの屈強な体格で突進している姿はThe プレミアのCFっていう感じがしなくもないです。メルテザッカーからボールを横取りゴールは素晴らしかったです。

    みりーと: それはメルテが・・・ね?あとは僕はWBAのロングを推したいですね。序盤は強豪相手に得点をしていましたし(形はなんであれ)、結果は最近出てませんが、WBAの攻撃には必要な人材ではありますし

    リース: それならローテのホルトや、最下位ボルトンで頑張るクラスニッチ、ウルヴズで得点量産中のフレッチャーも

    みりーと: ホルトもいいですね。 ノーウィッチでも途中出場得点というのもありますし

    ロッソネリ: ここまで名前が上がらなかったエディン・ジェコも序盤はおそろしい得点量産だったと思います。

    リース: マンチェスター・ユナイテッド勢は怪我やCH起用があったので今回はパスですね

    ロッソネリ: CH起用はかわいそうでしたね。。。さあ、選びましょう。みりーと氏のとこの神ですかね

    みりーと: 僕は神にはもっと出来ると思うところがあるので自分をうまく生かしているバを推します

    リース: 得点力ならペルシーとバに軍配ですが、得点、チャンスメイク、アシストと総合的に考えれば私はアデバヨールを推します。13試合8得点5アシストは途中加入ということを考えれば驚異的です

    ロッソネリ: 割れましたね。でも、おっしゃることは一理ありです。

    みりーと: チームの貢献度や流れという意味でも僕はアデバヨールのほうがいいかなと思います。(なぜ出ていったし・・・)

    ロッソネリ: では、アデバヨールでいきましょう^^

    リース: ファン・ペルシーという神様は圧倒的なんですが、ぜひ年間を通して怪我をせず、最後のベスト11で選びたいという気持ちがあるので、今回は我慢してもらいましょうw

    みりーと: ペルシー様にはもう少しできることがあるので最後で頑張ってもらいましょう。

    ロッソネリ: では、ベストイレブンが出揃いました。次は栄えあるMVPの選考です。

    リース: シルバで

    みりーと: 僕もシルバですね。

    ロッソネリ: 同じく。では、MVPはシルバで決定です。次にベストヤング(23歳以下)をお願いします。

    みりーと: バロテッリ(21)ですかね~

    ロッソネリ: では、僕はスモーリング(22)と言いたいところですが、フィル・ジョーンズ(19)ですね。ディフェンダーというのは年齢とともに経験がモノを言うと思うんですが、完成度は既に中堅のものだと思います。

    リース: ロッソさんと完全に一緒です

    みりーと: Pジョーンズが19歳だったのを忘れてたのでPジョーンズで

    ロッソネリ: では、フィル・ジョーンズで決まりですね。次は最優秀監督です。

    リース: 私は人選に限界がある中、良い結果を出している監督が好きなので、ピューリス、ロジャーズ、ランバートの三名の監督は評価されていいと思います。当然今シーズンではパーデュー監督という声が大きいと思いますが。主力が離脱した際に大量失点をくらったことが自分は推せない理由です

    みりーと: 僕はロイ・ホジソンはさすがだなとWBAの中盤を見てて思いましたがいかんせん順位が高くないので結果が出ていないのを見ると、ちょっと推せないです。

    ロッソネリ: 正直、僕はあんまり決め手がなくて困っていたので、リースさんに決めてもらいましょうかねw

    みりーと: 同上

    リース: マンチーニ監督もCLで決勝トーナメントに出ていれば強く推したんですが・・・。じゃあ、少ない戦力でヨーロッパリーグを突破し、リーグでもそれなりに結果を出しているストークで!wあの堅忍不抜な戦い方は賞賛されていいでしょう

    ロッソネリ: あの選手層で2足の草鞋をやりくりしている点は評価していいでしょう。では、出揃いました。これで全ての予定は終了です。お2人、お忙しいところありがとうございました。2時間かかりましたが、今年のプレミアリーグ前半戦の総括もできたのではないかと思います。

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